ロバーツ監督が言及した「佐々木朗希は順調」に海外メディアが疑問視 「落とし穴がある」

AP Photo/Ross D. Franklin

最近、60日間の故障者リスト入りが発表された、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希選手。

【動画】負傷者リスト入り後、走り込みのトレーニングをする佐々木朗希

佐々木朗希について海外メディアが懸念

デーブ・ロバーツ監督は彼について「経過は順調」「痛みはなく良い状態」などと繰り返し強調していますが、現地のスポーツメディア「CLUTCH POINTS」は「ケガに関する最新情報は明るいが、落とし穴がある」との記事を報じました。

近頃ではキャッチボールを再開したことにより明るい兆しが見えてきたものの、「復帰の時期は依然として不透明」と同メディア。

「彼の投球を見たことがある人なら誰でも、彼のポテンシャルの高さを理解しているだろう」とし、「今後メジャーリーグで安定した成績を残すことができれば、サイ・ヤング賞候補になる可能性もある」と述べています。

ところが彼のように、高い期待を集めながらも故障者リスト入りしてしまう選手はMLBでは多く、「現在の最優先事項は万全の状態に戻ること」だと明言。

「メジャーリーグのマウンドで再び投球できるようになった後、彼はパフォーマンスについて心配することになるだろう」との見解を示しました。

ほかにも「Newsweek」は、かなりの期待を寄せられていた佐々木選手が今シーズン絶望的になったことを受け、「球団は手遅れになる前に別の先発投手を獲得するためのトレードを検討している可能性が高い」と明かしています。

「Sports Illustrated」の記者ニック・セルベさんは、その相手が「マイアミ・マーリンズのサンディ・アルカンタラ選手」と予想。

先日大谷翔平選手が投手復帰を果たしましたが、いまだにブレイク・スネル選手やタイラー・グラスノー選手などは離脱中のため、佐々木選手にとって苦しい状況となる可能性もあるようです。

Text by 春野 なつ