「赤ちゃん連れだったら命に関わる」 空調が壊れた機内で流れたアナウンス
画像はイメージ(Flicker/ Long Zheng)
アメリカ国内線で乗客が高温の機内に閉じ込められ、客室乗務員の意外な発言がSNSで注目を集めています。
【動画】「機内54℃で瞑想しろと言われた」空調が効かない機内
この出来事は、TikTokアカウント「@brigchicago」によって投稿されました。
空調が壊れ機内温度は54℃に
映像には、理由も告げられないまま機体が停止し、空調の効かない機内で非常用カードをあおぎながら暑さに耐える乗客たちの姿が映されています。
投稿者によれば、機内の温度はおよそ54℃に達していたとのこと。
乗客の不安とストレスが高まる中、機内アナウンスが流れました。
乗務員はまず、「一刻も早く機内に空気を取り入れるため、水のサービスは控えています」「シートベルトを締め、アームレストを下げてください」と呼びかけ、そのうえで「瞑想して落ち着いてください」と促しました。
その瞬間、機内では苦笑まじりのざわめきや戸惑いの声があがり、その様子はTikTokに投稿された動画にもはっきりと記録されています。
これに対し、投稿者は「機内が54℃なのに、瞑想しろと言われている」とテロップで表現。
安全確保が最優先とされるはずの空の旅で、「瞑想」という意外な対応が示されたことに、SNSでは驚きと疑問の声が相次ぎました。
コメント欄には、「赤ちゃん連れだったら命に関わる」「“瞑想?”その瞬間に気が遠くなる」「熱に弱い自分なら医療的に危険だった」といった切迫した反応が。
一方で、「乗務員は最悪の状況で最善を尽くしている」「彼女の責任じゃない」と乗務員をかばう声も見られました。
アメリカ運輸省によると、国内線では正当な理由なく滑走路上に3時間以上駐機することは法律で禁止されており、2時間を超える待機の場合には、水や軽食、トイレなど基本的なサービスの提供が義務づけられています。
なお、今回の件について、どの航空会社の便だったかは明らかにされていません。




