「いくつかの違いを発見した」 専門家が分析した大谷翔平の怪我前と後で変わった投球

AP Photo/Kyusung Gong

このたび「ピッチングニンジャ」と呼ばれる投球分析家ロブ・フリードマンさんがYouTubeを更新し、大谷翔平選手の投球についてコメントしました。

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大谷翔平の投球を専門家が分析

語ったのは、2025年6月22日(日本時間23日)に行われたワシントン・ナショナルズ戦で、ルイス・ガルシア選手とネート・ロウ選手から三振を奪ったシーンについて。

フリードマンさんは「エグイし凶悪すぎるスイーパー」「さらにとんでもなくヤバすぎるカッターで1イニングに2回も三振を奪った」と絶賛しました。

前回登板時にメディアからシンカーに関する多くの質問があがったことを受けてか、「今回はあまりシンカーに焦点を当てていなかった」と指摘。

「よりカッターの調整を中心に行っていたように思うし、彼は毎試合、重点を置く球種を選んでいる」と分析しています。

さらに彼は、ケガをする前と後の投球フォームを見比べた結果、「いくつかの違いを発見した」といいます。

以前は立った位置から足を上げて投げていましたが、現在は一歩足を引いてからのスタイルに。

その際のグローブの構えや持ち上げる左足も高い位置へと変わっています。

一方で、ボールを放つタイミングの腕の角度やリリースポイントはやや低めに変化しており、「これらはケガ防止や腕の保護、投球動作に勢いをつけるためだろう」と述べました。

フリードマンさんの見解に対し、ファンたちからは「ショウヘイは銀河リーグへ昇格するために、今はMLBでリハビリ中」「彼の次の使命は地球を救うことだ」といった、史上最強選手ならではの冗談が。

ほかにも「私たちが持つ『ケガをした投手が復帰を目指す』というイメージは、彼のせいでほんの数週間で覆された。でもそれはオオタニだけに当てはまることだよね」「完全復帰まであと少し!」「さすがの分析。フォームの違いは言われるまで分からなかった」「分かりやすい説明ありがとう」など、多くの反響を呼んでいます。

Text by 春野 なつ