「犬はリードにつないで速やかに通報を」 森で発見された巨大ヘビ数匹

画像はイメージ(Flicker/ Brendan Riley

イギリス東部リンカンシャー州の森林地帯で、大型のヘビが複数発見され、地域に衝撃が広がっています。

【動画】「他にもいる可能性が…」森林で捕獲された4匹の巨大ヘビ

この件は、「BBC」をはじめとする複数のメディアが報じています。

警察は地域住民に注意喚起

発見されたのは、いずれも外来種とみられるビルマニシキヘビ(Reticulated python)で、体長が最大で5.5mに達する個体も含まれていました。

いずれも毒はありませんが、世界最長のヘビとして知られており、野生では獲物にかみついた後、体を巻きつけて窒息させることで捕食します。

今回確認されたのは計4匹で、うち1匹はマンタン地区、残る3匹はツイグモアおよびクリーダム地区の森林内で発見されました。

マンタンで見つかった個体は野生型、他の3匹は2匹がメラニン色素を持たないアルビノ種で、もう1匹は「パイゴールデン・チャードモア」と呼ばれる純粋なアルビノ種の可能性があるということです。

警察によれば、これらのヘビはいずれもペットとして飼育されていた可能性が高く、何者かによって意図的に遺棄されたとみられています。

報道時点では、もう1匹が周辺に取り残されている可能性もあるとして、警察は「決して自ら捕まえようとせず、犬はリードにつなぎ、速やかに通報を」と注意を呼びかけています。

この出来事に対して、SNSなどネット上では「誰かが処分していないといいけど」「(ヘビがいるとすれば)どのエリアなのか気になる」といったヘビの行方を案じる声のほか、「素晴らしい仕事だ」と捕獲活動への称賛のコメントも寄せられていました。

Text by 本間才子