「あらゆる一線を越えた」 イスラエル外交官が中国の駐大阪総領事のSNS投稿に猛抗議
画像はイメージ(Will Clayton / Flickr )
在日イスラエル大使館のGilad Cohen(ギラッド・コーヘン)外交官が、2025年6月19日に中国の外交官がXに投稿したことに抗議しました。
【画像】中国の薛剣駐大阪総領事が投稿した内容にイスラエル外交官が猛抗議
イスラエル外交官が中国外交官の投稿に抗議
問題の投稿をしたのは、中国の外交官である薛剣駐大阪総領事。
6月14日、Xにイスラエルとナチス・ドイツの国旗と共に、違いや共通点を比較したのです。
ナチス・ドイツは「ユダヤ人を虐殺」「アメリカは敵国」、イスラエルは「ユダヤ人が虐殺」「アメリカはATM」などと違いを表し、共通点として「我々は特別で神聖な民族である」「国力の多くを軍隊に投入」「国際法は無視するもの」「占領した土地に入植を進める」とする欄を作成していました。
これに対しギラッド・コーヘン外交官は19日、「中国の駐大阪総領事は、あらゆる一線を越えました」と猛抗議。
「ナチスの象徴を持ち出してイスラエルを非難するという、その恥ずべき扇動は、極めて不名誉であるだけでなく、反ユダヤ的であり、危険であり、ホロコーストの記憶に対する深刻な侮辱でもあります」と表明しました。
「イスラエルは、核兵器での国家殲滅を公言し、弾道ミサイルを大量に配備する民族抹殺的なイラン政権から自国を守っています」と明言。
日本とイスラエル外務省のXアカウントをメンションに入れ、「 私は、日本外務省が即座かつ断固とした対応を取ることを強く求めます。
反ユダヤ主義と憎悪の扇動は、日本において一切容認されるべきではありません」とつづっています。
なおその後、薛剣駐大阪総領事は投稿を削除。
SNS上ではその欄を保存していた画像が拡散されています。




