7つのエラがある珍しいサメ オリンピア付近で初確認

画像はイメージ(Watts / Flickr

ワシントン州ピュージェット湾沿岸で、「セブンギルシャーク(Seven-gill shark)」と呼ばれる珍しいサメの姿が確認されました。

【動画】「適応力は驚異的」アメリカで発見されたサメ

「FOX13」などのメディアが報じています。

アメリカで見つかった珍しいサメ

米国海洋大気庁(NOAA)やワシントン州魚類野生生物局(WDFW)などが本格的な調査を開始。

このサメは、通常5つのエラを持つサメとは異なり、7つのエラを持つのが最大の特徴です。

名前の由来にもなっています。

セブンギルシャーク自体は「新種」ではなく、これまでにも日本やオーストラリア、南アフリカなど世界の各地で確認されている種類。

今回は、ワシントン州南部・オリンピア付近での初確認ということで話題になっています。

研究チームはここ3年で約12匹を捕獲・タグ付けしており、最大3m近くまで成長することや、魚やカニ、アザラシを捕食することが判明。

今回の調査では、初めて小型カメラ付きのタグを装着し、サメの視点から生態を記録する試みに挑戦。

しかし、今回の撮影ではセブンギルシャークの姿は映らなかったとのことです。

研究に携わる専門家のローリー氏は、「これらのサメは何百万年もこの海に生息し続けており、その適応力は驚異的です」とコメント。

サメに対する理解と保護の重要性を訴えました。

Text by 浅田 一