「こんなに下品な食べ方は初めてだ」 大阪の飲食店が中国人観光客に退店を要求

画像はイメージ(Kevin Dooley/ Flickr

外国人観光客が日本の飲食店で体験した出来事をSNSで共有したところ、食事マナーや差別意識をめぐる議論が広がっています。

【動画】「料金は払わなくていい。出ていって」大阪の飲食店が中国人観光客に激怒

この件は、「South China Morning Post」が伝えました。

大阪の飲食店で中国人観光客が退店求められる

報道によれば、問題が起きたのは大阪府内のあるレストランでのこと。

中国人の若い女性2人が90分制の食べ放題コースを利用中、店員から「料金は払わなくていい。出ていってください」「こんなに下品な食べ方は初めて見た」と強く退店を求められたといいます。

レストラン側は、2人が制限時間を過ぎて席に留まり、さらにエビの殻を床に捨てるなどの行為があったと説明。

一方、女性たちは「問題を起こすようなことはしていない」「日本語を話していた隣の客とは対応が違った」と差別的な扱いを受けたと主張したのでした。

さらに、会計時に姉が「外国人と日本人で接客態度が違うのか」と尋ねようとしたところ、撮影に気づいた店側が激しく怒ったといいます。

支払いのために現金を置いたものの、店主に突き返されたとのことです。

この動画はWeibo上で拡散され、多くの反応を呼びました。

コメント欄には、「話の全体が見えないので判断できない」とする冷静な声の一方、「中国でもマナー違反なら追い出される。しかも料金は取られる」「日本の店が無礼になるなんて相当。女性たちの態度がひどかったに違いない」「金も受け取らなかったなら完全に店側が正しい」と、店側の対応を支持する意見も多数見られました。

Text by 本間才子