「関係者全員の期待を裏切る結果になった」 佐々木朗希にアメリカメディアが落胆

AP Photo/Jayne Kamin-Oncea

メジャー1年目にして右肩のインピンジメント症候群のため故障者リスト入りとなっている、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希選手。

【動画】故障者リスト入りする前に登板していた佐々木朗希

佐々木朗希に海外メディアから厳しい声

彼について、球団公式サイト「DODGER BLUE.COM」は、痛みを抱えながらも投球を続けており、それが序盤の苦戦の一因になったとの見解を示しました。

復帰時期について球団ははっきりと明言しておらず、近日中にキャッチボールを再開する予定だといいます。

また地元メディア「Los Angeles Times」の記者ディラン・ヘルナンデスさんは、「マウンドへの復帰は恐らく6月下旬頃になる見通し」とするも、「復帰後はどのような活躍を見せてくれるかは不透明だ」と述べました。

終いに、球団サイトは「この故障者リスト入りが良いリセットになることを期待している」とコメントしています。

また別の球団サイト「Dodgers Way」は、「彼のキャリアは関係者全員の期待を裏切る結果になった」と厳しめ。

次世代の偉大な日本人先発投手として宣伝され、「ダルビッシュ有や田中将大の後継者となるはずだった。今永昇太や千賀滉大といったベテランでもそのような活躍を見せているのに」と述べています。

しかしチームのマーク・プライアー投手コーチは、「彼が健康を取り戻せば、プロ野球界を席巻したあの圧倒的な投手が再び見られる」と言及。

休養とコンディショニングを行えば、必要なレベルまで回復できると確信しているようです。

また同メディアは、球速は成功するために間違いなく不可欠な要素だが、このケガが慢性的なものになる可能性もあると強調しました。

「慌てる必要はなく、球団は彼にプレッシャーを与えないよう、辛抱強く彼の復帰を待ち続ける必要がある」とするも、「かつて圧倒的な存在感を示した彼の姿が、チームのユニフォームを着て再び見られるかどうかは少し疑問だ」と辛口評価しています。

Text by 春野 なつ