白亜紀の空に舞った新種翼竜、福井で化石発見! 国内研究チームが世界に発表

画像はイメージ(Flicker/ Thomas Quine

2025年5月、日本の福井県にある福井恐竜博物館で、新属新種の翼竜化石が発見されたことが発表されました。

【画像】福井恐竜博物館が大発見!新種翼竜「ニッポノプテルス・ミフネンシス」公開へ

発見された化石は、約1億2,000万年前のものとされ、飛翔能力に優れた生物だったと考えられています。

The Jerusalem Postなどが伝えています。

新属新種の翼竜「ニッポノプテルス・ミフネンシス」

Scinece Directによると、今回の発見は福井恐竜博物館の研究チームが御船層群産の翼竜化石標本を再検討した結果に基づいているとのことです。

研究チームは、これまでの資料と新たにCTスキャナーで得られた詳細なデータを駆使し、その系統学的位置づけを検証しました。

化石は約1億2,000万年前の白亜紀中期のもので、アズダルコ科の特徴を持ちながらも、他の翼竜とは異なる独自の進化を遂げていたことが解明されました。

また、飛行能力に優れた翼竜であったと考えられています。

研究者チームは、化石を「ニッポノプテルス・ミフネンシス」と命名。

発見場所である日本と、その特徴的な生態を反映したものです。

福井恐竜博物館では、今後、この貴重な化石を元にした展示が行われ、訪れる人々にその魅力を伝えていく予定だといいます。

Text by 都築ミロ