中田英寿でもカズでもない! 最初に海外でプレーした日本人は誰?

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今や日本人サッカー選手がヨーロッパのクラブで活躍するのは当たり前の時代。

久保建英選手、三笘薫選手、冨安健洋選手など、世界のトップリーグで戦う姿にワクワクしている人も多いのではないでしょうか。

日本人初の海外サッカー選手は?

ところで最初に海外のサッカークラブでプレーした日本人選手が誰か、知っていますか?

【問題】

日本人で初めて海外のプロサッカーチームに所属し、プレーした選手は誰でしょう?

A. 中田英寿
B. 三浦知良
C. 奥寺康彦
D. 釜本邦茂

【正解】C. 奥寺康彦(おくでら・やすひこ)

正解は、奥寺康彦さん!
彼は1977年、当時ブンデスリーガ1部の1.FCケルンに移籍し、日本人として初めて海外のトッププロリーグでプレーした選手となりました。

ポジションはMF/DF。

所属クラブ:1.FCケルン → ヘルタ・ベルリン → ブレーメン

実績:ケルンでは1977-78シーズンにブンデスリーガ優勝&DFBポカール優勝の「国内二冠」を経験!

当時はまだ「日本人がヨーロッパでプロになる」という前例がほぼなく、海外挑戦自体が異例。

奥寺選手はまさに日本サッカー界のパイオニアだったのです。

【その他の選択肢の選手たち】

A. 中田英寿さん:1998年にペルージャ(イタリア・セリエA)に移籍し、日本人のセリエAブームを巻き起こしました。

B. 三浦知良さん(カズ):1994年にジェノア(イタリア)に移籍し、「キング・カズ」として世界に名を知られる存在に。

D. 釜本邦茂さん:日本代表のレジェンドで、1968年メキシコ五輪で銅メダルを獲得。

ただし海外プレー歴はありません。

Text by 浅田 一