藤浪晋太郎に変化 マリナーズのエースが教えた“再生の鍵”

Kyuush47 / Wikipedia Commons

かつて大阪桐蔭高校でエースを務め、甲子園では決勝史上最速となる時速153kmをマークした藤浪晋太郎選手。

【画像】タコマ・レイニアーズでコーチとお辞儀をする藤浪晋太郎

卒業後に阪神タイガースと契約し9年間プレーした後は、メジャーリーグへ移籍し、2025年5月22日現在、シアトル・マリナーズの傘下3Aタコマ・レイニアーズでプレーしています。

そんな藤浪選手の最近の様子を、アメリカのスポーツメディア「Sports Illustrated」が報じました。

藤浪晋太郎の近況

記事によると、渡米して以来、ケガと制球力に悩まされてきた彼は、今シーズンの開幕投手を務めたマリナーズのエース、ローガン・ギルバート選手からアドバイスを受けたといいます。

キャンプ中に、ギルバート選手の方から「スプリットの握りを教えてほしい」と声を掛けられ、そこから2人の交流が始まりました。

その後、藤浪選手はギルバート選手の腕の角度やフォームが気になり、今度は彼がギルバート選手にアドバイスを求めたそうです。

ピッチングにまつわる話はもちろん、他にもマウンドでの思考プロセスや、ピッチャーとしてメンタル面で役立つお勧めの本まで教えてもらったのだとか。

現地メディア「Seattle SPORTS」に対し、マリナーズのピート・ウッドワース投手コーチは藤浪選手について「彼にはたくさんの武器とツールを備えている。しかも大きな武器をね」とコメント。

同メディアで記者をしているシャノン・ドレイヤーさんも「自分の投球をもっと信頼し、それが安定した投球につながる鍵となることを期待している」と伝えました。

Text by 春野 なつ