100万ドルで買えるモナコの不動産は、たった17平米
日本では高級マンションの代名詞として「億ション」という言葉が使われるが、世界の都市では1億円でどのくらい素晴らしい不動産を購入できるのだろうか。イギリスの不動産総合コンサルタント会社、Knight Frankが発表したレポート「The Wealth Report 2017 11th edition」では、1億円に近い100万ドルで購入できる高級不動産の広さについて触れられている。なお、20の主要都市について調べられており、広さは2016年末時点のレート換算で計算されている。
面積あたりの単価が最も高いのはモナコで、100万ドルで買える広さはたったの17平米だ。17平米といえば、6畳ワンルーム程度の広さだ。続いて香港は20平米、ニューヨークは26平米、ロンドンが30平米と、いずれもワンルームマンション程度の広さしか購入できない。ちなみに、この4都市が毎年順位を入れ替えながらトップ4を占めているようだ。
日本で調査対象となっている東京は、100万ドルで91平米の広さが手に入る。東京で100平米弱といえば羨ましがられる広さで、わたしたちが想像する億ションに相応しい広さだ。
この結果は、都市としての面積が購入可能な平米に大きく影響していると考えられる。限られた土地に多くのバイヤーが不動産を求める結果、不動産価格が高騰しているということだ。世界の主要都市と比べると、世界のお金持ちにとって東京は、経済や文化、安全といった都市としての主要機能が高い割に不動産が買いやすい都市に見えているのかもしれない。
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訂正 記事内の一部に誤り(正:モナコ 誤:マカオ)がございました。お詫びして訂正いたします。本文は訂正済みです。(3/21)