「首の下から卵を産む」 謎のカタツムリの撮影に成功
画像はイメージ(Flicker/ Chris Luczkow )
ニュージーランド環境保全省(Department of Conservation, DOC)が、同国内でしか見られない巨大カタツムリ「Powelliphanta augusta(パウエリファンタ・アウグスタ)」の撮影に成功しました。
このカタツムリはなんと、「首の下」から卵を産むのです。
首の下から卵を産むカタツムリ
赤茶色の美しい殻を持つこの大型カタツムリ。
地面にじわじわと身体を押し付けながら、真珠のような白い卵を産んでいます。
Powelliphanta属は、肉食性のカタツムリとして知られ、ミミズなどを吸い込むように捕食。
ニュージーランドの森林に生息しており、レモンほどの大きさです。
DOCによれば、ニュージーランド西海岸のブラー高原にのみ生息するパウエリファンタ・アウグスタは、露天掘りの石炭採掘により絶滅の危機に瀕しているとのこと。
専門家によれば、「首から卵を産む」と言っても、実際にはカタツムリの体の構造上、“頭部の下部”にあたる位置に生殖器があるため、このように見えるといいます。
卵の大きさもさることながら、その産卵口が「首の下」にあるという事実に、SNSでは「ホラー映画みたい」「エイリアン感がすごい」など、驚きと興奮の声が相次ぎました。




