学校に6mの巨大キングコブラが出没! 1時間の格闘の末捕獲

画像はイメージ(Flicker/ John Englart

インド・オリッサ州の学校で、巨大なヘビが教室内に入り込み、一時騒然となりました。

【動画】「すごいデカい!」救助隊が勇敢にヘビを引きずり出す様子

この件は、「Odishatv.in」をはじめとする複数メディアが報じています。

格闘の末、自然へ放たれる

ヘビが発見されたのは、オリッサ州ガジャパティ県ライガル地区の学校の教室内です。

教室のベンチの下に潜むヘビを見つけた職員が、すぐにドアを閉め、保護団体に通報しました。

映像には、到着したレスキューチームが教室からヘビを引きずり出す様子が映されています。

2人で頭と尾を押さえようとしますが、ヘビは鎌首を持ち上げて威嚇。

約1時間にわたる格闘の末、無事に捕獲され、その後、森林局の職員立ち会いのもと自然に放たれました。

ヘビは成体のキングコブラとみられ、全長およそ6mの大きな個体でした。

当時、学校が休校だったために生徒はおらず、人的被害には及びませんでした。

キングコブラは、インドを含む南アジアから東南アジア、中国南部にかけて広く分布します。

平均的な体長は3〜4mですが、最大で5.85mに達した例もあります。

大型個体は頭をもたげると大人の胸ほどの高さに達し、咬まれると極めて危険な毒ヘビです。

この騒動をめぐってネット上では、「成績表を取りに来たのかな?」「校長先生の化身では?」といったユーモアのある声が上がる一方、「勇敢な救助、立派でした」とレスキューチームへの労いの言葉も寄せられています。

Text by 本間才子