「遭遇した場合は通報を」 巨大ヘビを体に巻き付けていた男性

画像はイメージ(Flicker/ Dave Herholz

イギリス・オックスフォードの自然公園で、大蛇を胴に巻き付けた男性が現れるという出来事がありました。

【画像】自然公園に現れた“ヘビ男” ネットで話題沸騰「犬の代わりにニシキヘビ?」

この件は、イギリスの地方紙「Oxford Mail」をはじめとする複数メディアが報道しました。

ヘビを巻き付けていた男

目撃されたのは、オックスフォード北部にある「ポート・メドウ(Port Meadow)」と呼ばれる自然保護公園。

地元の男性が犬の散歩中、川沿いの遊泳エリアで、大きなヘビを胴に巻いた人物を目撃し、その様子を撮影しました。

写真には、上半身にヘビを巻き付けた男性が、観光客が行き交う水辺に立つ姿がはっきりと写っていました。

ヘビの種類は特定されてはいませんが、大きさや模様からニシキヘビの一種とみられています。

ニシキヘビは、熱帯・亜熱帯地域を中心に広く分布する大型種です。

なかでも一部の種は全長が7mを超えることもありますが、ペットとして飼育されることも少なくありません。

この報告を受けて、オックスフォード市議会は住民に対し、「再び同様の場面に遭遇した場合はテムズ・バレー警察に通報するように」と注意を呼びかけました。

広報担当者は、「ペットのヘビを公共の場に連れて行くこと自体を禁じる法律はない」としながらも、「想定外に大蛇と遭遇することで恐怖を感じる市民もおり、心理的ストレスにつながりかねない」とコメント。

また、「ヘビにとっても、多くの人が行き交う場所はストレスとなるおそれがある」と、動物福祉の観点からも懸念を示しました。

なお、警察はこの件についての正式な通報は受けていないということです。

この騒動にネット上では、「気に入らないなら、近寄らなきゃいいんでしょ」「犬の散歩と変わらないのでは?」「自然と触れ合うのは良いことだ」といった、ヘビと飼い主を擁護する声が多く寄せられています。

Text by 本間才子