「発生確率は10万分の1」 2つの頭があるヘビ
画像はイメージ(Flicker/ Jason Pratt)
アメリカ・カリフォルニア州バークレーの爬虫類専門店で、頭が2つある珍しいヘビが展示され、訪れた人々の注目を集めています。
すぐに命を落とすことが多い2つ頭のヘビ
この一件は、「ABC7 News」をはじめとする複数の米メディアが報じました。
話題となっているのは、爬虫類専門店「イーストベイ・ビバリウム」で誕生した1匹のカリフォルニアキングスネーク。
2つの頭をもつ双頭ヘビで、「ジーク」と「エンジェル」という名前が付けられています。
この双頭ヘビは、ひとつの胚が完全に分離せずに発達する「結合双生児」と呼ばれる状態で誕生したもので、発生確率は10万分の1とされる非常に稀な現象です。
さらに、誕生後すぐに命を落とすことが多い中で、このヘビはすでに生後7ヶ月を迎えており、順調に成長しています。
カリフォルニアキングスネークは、アメリカ南部からメキシコにかけて生息。
おとなしい性格と美しい見た目から、ペット爬虫類の定番として知られ、最大で約1.2mまで成長することもあります。
店のスタッフによると、「2匹とも体を動かすことができるが、エンジェルの方が支配的な頭」とのこと。
2つの頭が別の方向に進もうとする場面もしばしば見られ、「まるで意見が分かれる双子のよう」と語っています。
なお同店ではこのヘビを販売せず、今後も店内で飼育・展示を続ける予定だということです。
この出来事を受けてネット上では、「エンジェルとジークに会いたいな」「ヘビは好きじゃないけどこの2匹は素敵だ」「ワイルドな見た目だね」「ヘビ界のツインズ!」といったさまざまなコメントが上がっていました。




