ロケット・ラボの株価は最安値から約7倍に! 一株買っていたら含み益はどうなっていた?

( US Embassy/ Wikipedia Commons

ロケット・ラボ(Rocket Lab USA Inc., NASDAQ: RKLB)の株価は、2024年4月15日に過去最安値の1株3.51ドルを記録しました。

【動画】ロケット・ラボの拠点

​その後、2025年5月1日現在、株価は21.79ドルに達しており、約519%の含み益が生じています。

ロケット・ラボをあの時買っていたら…

もし最安値の時に一株買っていたら…。

21.79 – 3.51 = 18.28ドル

日本円の含み益は18.28ドル × 144.23円 ≒ 2,637円となります。

2024年6月、ロケットラボはアメリカ合衆国商務省から2,390万ドルの資金を受け、宇宙用太陽電池の生産能力を50%増強する計画を発表しました。​

この投資は、米国の宇宙ミッションにおける重要な部品供給を担うことを意味します。​

また、2025年1月にはNASAとの新たな契約を締結し、同社の中型ロケット「Neutron」を使用した打ち上げサービスを提供することが決まりました。​

Neutronは最大13,000kgのペイロードを低軌道に投入可能で、商業および政府のミッションに対応します。​

ロケットラボは、2025年半ばに予定されているNeutronロケットの初打ち上げを控えています。

​このロケットは、米国宇宙軍の「NSSL Lane 1」プログラムに参加する予定であり、国防総省向けのミッションにも対応可能です。

2024年第3四半期には、売上高が前年同期比55%増の1億5百万ドルに達し、受注残高は80%増の10億5千万ドルとなりました。

​これにより、将来の収益基盤が強化されています。

ロケットラボは、Neutronロケットの商業運用を2026年から開始予定であり、これにより大規模衛星コンステレーションの打ち上げ市場に参入する計画です。

​また、宇宙軍やNASAとの連携を深めることで、安定した収益源を確保しています。​

アナリストの間では、同社の成長性に対する期待が高まっており、今後の株価上昇が予想されています。​

特に、Neutronロケットの商業運用開始が、同社の収益拡大に大きく寄与する可能性があります。

Text by 浅田 一