「体と四肢の色が異なる目を引く外見」 新たに発見されたヤドクガエル
画像はイメージ(Flicker/ Thomas Quine)
南米アマゾンで、メタリックな輝きを放つカエルが新たに発見され、注目を集めています。
この発見は、科学誌「ZooKeys」に掲載されています。
体の模様や配色が特徴的
新種が見つかったのは、ブラジル・アマゾナス州のジュルア川流域に広がる森林地帯です。
このカエルは、体色が鮮やかで毒を持つ種が多いヤドクガエル科に属しており、発見された個体は、体長約1.3㎝と非常に小型。
背中には金属的な淡い黄緑色からターコイズグリーンの縞模様が走り、 四肢もメタリックな光沢を帯び、濃い赤色の斑点が散らばっているのが特徴です。
学名は「ラニトメヤ・アクアマリーナ」と命名されました。
このカエルは近縁種と比べて外見が華やかなだけでなく、明確な違いがいくつか認められました。
オタマジャクシの状態ですでに他種と区別がつくほか、鳴き声のパターンにも独自性を持ちます。
さらに遺伝情報の分析においても、明確な新種として裏付けられたということです。
研究チームによると、4ヶ所の調査で確認できたのは1ヶ所だけだったことから、このカエルは広く分布していない可能性が高いとみられています。
今後、生息状況や保全の必要性を判断するために、さらなる調査が求められるそうです。
この新種の発見に対しては、「新しいヤドクガエルの発表を祝福します!楽しんで!」「すごく美しい色!」「色の分かれ方が不思議」といった励ましや驚きの声も寄せられています。




