アメリカ人が働き始める時間を調べたら、驚きの結果が!
平均的なアメリカ人はどんな働き方をしているのだろうか。外資系企業の勤務スタイルを想像して、きっと遅め(午前9時や午前10時)に働き始め、夕方早くに仕事を切り上げて家族との時間を大切にしているだろう、などと考える人も多いのではないか。しかし、データが示したアメリカ人の平均勤務開始時間は、そんな想像とは懸け離れた驚きの結果だ。
以下のグラフは、American Community Survey(ACS)による調査をOverflow Dataによりビジュアライズしたものだ。グラフが示すのは、アメリカ人がオフィスに到着して勤務を開始する時間の15分ごとの分布だ。最も多いのは、午前7時45分から午前7時59分で、全米の労働者の7.5%がこの時間帯に勤務を開始している。また、午前7時から午前8時15の間に全米の労働者の33.4%が勤務を開始している。
想像していたよりも、アメリカ人の朝は早いと感じた人が多いのではないだろうか。Entrepreneurによると、スターバックスのハワード・シュルツCEOは毎朝午前4時半に起きて午前6時までにはオフィスに到着しているという。P&Gの前CEOのA.G.ラフリー氏も、午前6時半から午前7時の間にデスクに座っているという。アップルのティム・クックCEOは、午前4時半には起床してEメールで指示を出すという。アメリカのエグゼクティブは、一般的なアメリカ人よりもさらに朝が早いようだ。
昨今、日本人の長時間労働が深刻な社会問題としてクローズアップされているが、米国の朝早くスタートして、早く切り上げ、家族との時間や余暇を満喫するワークスタイルというのも、一つの選択肢なのかもしれない。
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