玄関先に現れた巨大ヘビ 捕獲業者は「違法飼育の個体を投棄した可能性」

画像はイメージ(Flicker/ Sunny Ripert

オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で、脱走したとみられるニシキヘビが住宅の玄関先で発見される出来事がありました。

【動画】「心臓が止まりそうになる」玄関にいた巨大ヘビ

この出来事は、「9News」など複数のメディアが報じています。

引き取り手がいない場合は寄付も

アルビオンパークにある住宅で、住人が玄関先にいた巨大なヘビを見つけ、通報しました。

映像には、警戒しながらもおとなしく周囲を伺うヘビの様子が映し出されています。

捕獲に駆け付けた捕獲業者「イラワラ・スネークキャッチャー」のグレン・ピーコックさんは、ペットが逃げ出すことがよくあると話しています。

この個体も、行動から飼育されていたと感じられたのか、「君はおとなしいね」と声をかける場面もありました。

迷子のヘビは、体色や独特の模様からカーペットニシキヘビの可能性が高いと推測されています。

カーペットニシキヘビは、オーストラリアやインドネシアに生息し、頭部背面の鱗が細かいのが特徴的です。

ペットとして飼育されることも多く、最大で4m近くに成長することがある大型種でもあります。

ピーコックさんによると、過去に飼い主が名乗り出なかった事例があり、違法に飼育されていたのではと推測しています。

引き取り手のないヘビは最終的に、爬虫類協会に寄付され、安全に世話ができる野生動物公園や爬虫類館などに引き渡されるということです。

この出来事にネット上では、「毒みたいな延長コード(ヘビ)なんて、うちに住まわせられないわ!」「心臓発作を起こすわ」といったヘビへの嫌悪感を示す声も。

一方で、「美しい」「私が見つけたかった」などと好意的な声も見受けられました。

Text by 本間才子