トランプ次期大統領のタトゥーをお願いした9歳少女 彫り師が渋々施したものに「ありえない」
アメリカ・アリゾナ州では、両親の同意がある限り、子供がタトゥーを彫ることは法的に認められています。
2024年5月、アリゾナ州のタトゥー・アーティスト、ソーサさんのもとに、両親に連れられて9歳の少女がやって来て、「トランプ次期大統領のタトゥーを首に彫ってほしい」と依頼しました。
トランプ次期大統領のタトゥーを依頼した少女の末路
ソーサさん自身は子供がタトゥーを彫ることを支持しておらず、なんとかして止めるよう説得を試みましたが、親も9歳少女も納得しません。
最終的に、ソーサさんはトランプ次期大統領ではなくアメリカ国旗のタトゥーならと承諾し、2025年1月に少女の腕に施術しました。
ソーサさんがインスタグラムアカウントでその動画をシェアすると、投稿は炎上。
ユーザーらからは、「止めるべきだった。 親をコントロールすることはできないが、自分の行動はコントロールできるのだから、サービスを拒否すべきだった」「合法だからって子供に施術をするのはどうかと思う」といったソーサさんへの批判の声が寄せられました。
以来、脅迫や憎悪のコメントを受けるようになったというソーサさんは、「彼女の意志は固く、僕がしなくても他で施術をしていただろう」と話しています。
New York Postによると、少女の一家はトルコから難民としてアメリカに来ました。
アメリカで暮らせるようになったことでトランプ大統領に深く感謝しており、そんな気持ちを反映させるために、少女はタトゥーを入れたいと願ったのだそうです。
タトゥーにおいては、国によって文化の象徴でもあり、また欧米ではアイデンティティの象徴でもあります。
アメリカ国旗を少女の腕に彫ったソーサさんは、自身も3人の子供を持つ父親ならではの心遣いだったのかもしれませんね。