「スター・ウォーズ」アナキン役の元子役 現在の姿に「誰だかわからなかった」

画像はイメージ(Flicker/ Eva Rinaldi

1999年公開の映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』で当時8歳でアナキン・スカイウォーカー役を演じたジェイク・ロイドさん。

【画像】「スター・ウォーズ」でアナキン役を演じた元子役の現在

Scripps Newsなどによると、2023年3月、彼の母親であるリサ・ロイドさんが、アメリカのジャーナリスト兼作家のクレイトン・サンデル氏の取材に対して、ジェイクさんの精神疾患について語っています。

『スター・ウォーズエピソード1/ファントム・メナス』子役の現在

天才子役と言われたジェイクさんは、『スター・ウォーズ』出演後にハリウッドから忽然と姿を消してしまったのですが、その背景にはジェイクさんの精神的な問題がありました。

当時、巷では映画に対する批評家の声がジェイドさんを精神的に追い詰めたのではないかと言われていたものの、リサさんはこれをキッパリと否定。

ジェイドさんの父方の家族に、統合失調症の病歴のある人がいると明かしています。

ジェイクさんに明らかな精神的問題行動が見られ出したのは彼が高校生の時で、当時は医師から「双極性障害かもしれない」と言われたとのこと。

その後ジェイクさんは大学に進学するも、何度も授業を欠席し「周りの人間が自分の後をつけてまわっている」「黒い目の人間が自分を見つめている」と奇妙な発言をしていたそうです。

結局大学を中退することとなったジェイクさんは、リサさんと暮らすことに。

リサさんはジェイクさんを精神科やセラピストの元へ連れて行った結果、妄想型統合失調症(統合失調症)との診断が下されました。

ところがジェイクさんは薬の服用を拒否していたことから、2015年には事故を起こして警察とのカーチェイスの末に逮捕され、10ヶ月の刑務所生活を送ることになってしまうのです。

その後も治療を続けるものの幻覚や幻聴に悩まされ続け、再び警察沙汰となったジェイクさんは精神障害リハビリステーション施設に送られることに。

クレイトン氏が2024年のクリスマス前に、久々にリサさんに連絡をしたところ、ジェイクさんが精神障害リハビリステーション施設で18ヶ月の入院生活を無事に終えて、今は外出が自由にできる施設で治療を続けていると聞かされました。

ジェイクさん本人はクレイトン氏に「今はかなりいい感じです」と明かし、リサさんは「誰もがジェイクは『スター・ウォーズ』が嫌いだと思っているけど、彼は本当は大好きなのよ」と語ってました。

またリサさんは、ジェイクさんと2人で最近はよく映画を観に行くようになったと、嬉しそうにしていたようです。

ネット上ではジェイクさんの近況に、「最初見た時誰だかわからなかった」「そんなに深刻な問題を抱えていたなんて」と言った反応があがりました。

Text by Masumi.D