数千個のレゴブロックで作ったのはモナ・リザの立体肖像画 絵画に近い完成度

画像はイメージ(Flicker/ Rod Herrea

子供から大人まで楽しめる、世界で大人気のレゴ。

【画像】何千個ものレゴピースで作られたモナ・リザの立体肖像画 

メキシコに住む男性アーティストは、このレゴブロックを使って立体肖像画を作っています。

レゴ・アートによるユニークな立体肖像画

メキシコ出身のアーティスト、ジェラルド・ポンティエールさんのインスタグラムアカウント@pontierr_artbrickには、何千個ものレゴブロックを使ったユニークな立体肖像画が投稿されています。

ダリやゴッホ、モナ・リザといった作品を正面から見ると、単にピクセル化されただけのようにも思えますが、横から見るとさまざまなレゴブロックやアクセサリが飛び出しています。

その一つ一つは、とてもユニーク。そして緻密に計算されているのです。

ジェラルドさんの立体肖像画は、レゴが単なるおもちゃの域を超え、芸術作品のための道具となっているからこそ、唯一無二の仕上がりになっています。 

Milenio Magazineによると、ジェラルドさんは2歳のころからレゴ遊びを始め、10歳のときにはレゴ・ビルダーの世界チャンピオンになるほど、レゴが大好きだったそう。 

その後、ジェラルドさんは国際的なバイオリニストとしての才能も発揮しますが、コロナ後にレゴへの情熱が再燃。

世界初の完全に機能するレゴ・バイオリンを作ったあと、綿密な人間の肖像画を制作するようになりました。 

プロジェクトにあわせて、14,000のバリエーションに存在する65色のパレットを使い、一つの肖像画に何千ものピースを巧みに積み重ねていく作業は、根気と時間を要します。

完成までに、数ヶ月かかることもあるとか。 

ゆくゆくは、世界で23番目の、そしてラテンアメリカ初の公認レゴ・アーティストになることを目指しているジェラルドさん。 

これからも、子どもから大人まで楽しませるようなユニークな作品を作っていってほしいですね。

Text by 都築ミロ