32年前に亡くなった愛猫 飼い主が綺麗に保管

画像はイメージ(Flicker/ vic15

アメリカ・ミズーリ州在住のジェイミー・リュー・フランクリン・キャメラーさん(Jamey Lew Franklin camerer、73)が、2024年10月24日にTikTokに投稿した、死後にフリーズドライにした愛猫の動画が注目を集めています。

【動画】飼い主が32年間フリーズドライしている、亡き愛猫

亡き愛猫をフリーズドライしている飼い主

ジェイミーさんは1992年に亡くなった、当時18歳のオスの愛猫のキティキティをフリーズドライ加工しているとのこと。

32年も経つというのに、フリーズドライされたキティキティは納められたガラスのケースの中でまるで眠っているように見えます。

当時、ジェイミーさんは400ドル(およそ6万円)費やしてキィキティをフリーズドライにしたといいます。

そんなジェイミーさんの動画を目にした人たちからは「本当にただ眠ってるみたいに見える」「いいアイデアだけど、毎日これを見たら泣いちゃうわ」といった声が寄せられています。

ジェイミーさんにとってキティキティは辛い時期を共にしたとても特別な存在とのことで、アメリカのニュースメディア『Newsweek』の取材を受けた彼女はこのように語っています。

「キティは私が飼ったペットの中で最も特別な存在だったの。彼の最期の時が来た時、いつか引越しするかもしれないのに、土に埋葬して置き去りなんて考えられないし、当時火葬について知らなかったけど、それも無理だったわ」

「それでミズーリ州でペットをフリーズドライにする会社を見つけたんだけど、当時はまだ新しい技術でしてね…。私たちはキティの姿勢を好きなように整えて、あとは会社の指示が出るまで冷凍庫で保管しなければならなかったの。今は目を開けたり立った状態でフリーズドライできるようなんですが、当時はまだ新しい技術でしたからね…」

ちなみにニューヨークに拠点を置くペットのフリーズドライを手がける会社「Second Life Freeze Dry」によると、この技術はペットの体の組織から全ての水分を取り除き、腐敗から保護するためにフリーズドライにすることで、ペットを可能な限り自然な状態のまま保つことができるとのことです。

Text by Masumi.D