自然公園に設置された114万円の作品 「うんちにしか見えない」
イギリスの南西部にある自然保護公園に設置された巻貝のアートワークが、地元住民を困惑させています。
【画像】絵文字のうんちにしか見えない114万円のアートワーク
巻貝のデザインなはず…が、絵文字のうんちにしか見えない
イギリス・ウェスト・サセックス州チチェスター近郊にあるメドメリー自然保護区は、希少な野生の鳥が生息し、散歩には最適の場所です。
現在、ここに新しく設置されたインスタレーションが、見る人たちを苦笑させているのだそう。
高さ4.5mの地元の柳を使って作られたこの彫刻は、地元アーティストのレベッカさんとマーク・フォードさん夫妻が運営する「トゥー・サークル・デザイン」によって制作されたもので、中に人が座ることができるシェルターとなっています。
モデルは、巻貝の一種であるタマキビガイという小さな食用の海のカタツムリなんだそうですが…完成した巨大な作品は、「絵文字のうんち」に見えるとして瞬く間に注目を集めました。
この作品ができあがるまでにかかった費用は、およそ6000ポンド(約114万円)。
「公共料金の無駄遣いだ」という批判の声も上がっているようです。
作品を見に来た人は、「言っちゃなんだけど、巨大なうんちみたいだね。設計段階で、誰もそう思う人がいなかったっていうのは、ちょっと考えられないな」と話しています。
地元の住人達も困惑していますが、中には「いろいろ言われているけれど、私と夫は立派な巻貝に見える」と話しており、作品の出来栄えには賛否両論の声が寄せられています。
実際に、このインスタレーションを手がけたアーティストのマーク・フォードさんは、「どう思うかは人それぞれですから」とまったく気にしていない様子。
芸術とは奥が深いもの…それだけは、確かなようです。