「そう簡単に見られるものではない」 奇形の尾をもつホオジロザメ
アメリカ・フロリダ州で、奇形のサメが釣り上げられました。
「FOX 35 Orlando」などのメディアが報じています。
変わった形の尾をもつホオジロザメ
発見したのは、ブライアンさんと息子のローガンさん親子。
2人は当時、タイタスビルの自宅裏庭からインディアン川で釣りをしていました。
釣り上げたのは、重量約54kg、長さ1.2mのホオジロザメ。
サメが抵抗したため、「釣り上げるのに1時間は格闘した」とブライアンさんは振り返っています。
サメは尾の部分が、太いナマズのような形状をしていました。
さらに、尾びれ自体も本来の三角形ではなくフレアースカートのようなひらひらとしていたのです。
ブライアンさんが、このサメの写真をフロリダ州魚類野生生物保護委員会であるFlorida Fish and Wildlife Research Institute (FWRI)に送ったところ、「脊柱側弯症のサメ」という回答がありました。
フロリダ工科大学の海洋生物学者であるトビー・デイリー・エンゲル博士はこのサメについて、「そう普通にみられる個体ではない」とコメント。
さらに、「動作を妨げるほどの奇形ではないというのも興味深い」とも述べました。
博士は、このサメが他のサメよりも泳ぐのが遅い可能性があるが、自力で生存できていると指摘しています。
ブライアンさんと息子は動物愛護の精神から、サメを水中に戻しましたが、また遭遇することを楽しみにしているとのことです。
この出来事には、「初めて見た」「釣り針を外すときは気を付けて」などのコメントが寄せられていました。