沿岸で目撃されていた謎の白い塊 調査結果の正体に「迷惑だ」
カナダの沿岸で目撃が相次いだ、謎の白い物体が「接着剤」の一種であることが判明しました。
BBCなど、多くのメディアが取り上げています。
沿岸に打ち上げられていた白い塊の正体
報道によると、最近数ヶ月にわたり白い謎の物体が頻繁に目撃されていた場所は、カナダのニューファンドランド・ラブラドール州の沿岸。
この謎の物体は、「白っぽく、発泡スチロールのように見えるものの、押さえると表面がべたつく粘着性の物質だ」と住民の一人が証言しています。
SNSでは、この物体が「クラゲの奇形」「カビやキノコの一種」または「クジラの脂肪ではないか」といった憶測が飛び交っていました。
地元の科学者、クリス・コザック氏の調査によると、この物体は「接着剤や一部のネイルポリッシュコーティングに含まれる、ブチルゴムとPVA(ポリビニルアルコール)複合体である可能性が高い」とのこと。
カナダ政府の研究者も独自に調査を行い、この物体の特定とともに、環境法に違反していないかの審査が進められていると伝えられています。
コザック氏は、「プラスチック汚染であれば大きな環境問題となる」と問題提起し、「白い塊の起源について、明確な情報提供ができることを願う」とコメントしました。