1位は北海道の町! 住みここちの良い自治体ランキング2024年版

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 「住めば都」の言葉通り、どんな街でも一度住んでみれば愛着が湧いてくるもの。とはいえ、生活の便利さの面では住民の満足度に差が生じるだろう。大東建託が8月に発表した「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2024」は、人々が快適に暮らせる街の姿を物語る。それぞれの街にそれぞれの良さがあるなか、特に住民に愛されている街が日本各地に存在する。東京・大阪圏が強い支持を得る傾向があるなか、1位は北海道の郊外の街が昨年から大きく躍進した。

◆全国84万人アンケートで判明した住みよい街
 調査は大東建託株式会社 賃貸未来研究所が、インターネット経由で実施した。全国に住む20歳以上の男女約84万人(2020年~2024年回答者累計、一部2019年回答を含む。

2024年のみの回答者は約18万人)に、今住んでいる街の住みここちを問い、50人以上から回答があった自治体を対象に集計したものだ。回答者は各自治体の人口比を元に割り付けた。

 調査では、「総合評価」「生活利便性」「交通利便性」「行政サービス」「静かさ治安」「親しみやすさ」「賑わい」「物価家賃」「防災」の9つのカテゴリ別に、計48の調査項目を質問した。各項目の評価点は、5段階評価の回答で得られた平均値をもとに、0〜100点で数値化している。

 調査の目的について大東建託は、「実際に居住している方々の居住満足度を明らかにすることで、住まい選びをより最適なものにすること」と説明している。

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Text by 青葉やまと