機内に楽器を持ち込もうとした演奏家 職員の対応に「これほど無礼なことは初めて」
音楽家にとって、楽器は命の次に大切な存在です。
バイオリニストのエスター・アブラミさんが、200年前のバイオリンを手荷物として飛行機に持ち込もうとした際に受けた屈辱的な経験をInstagramで明かしました。
楽器を機内に持ち込もうとした乗客
アブラミさんはアルバム収録のため、ライアンエアーでマルセイユからバルセロナに向かっていました。
搭乗手続きの際、アブラミさんのバイオリンケースは手荷物規定の55cmよりわずか1cm大きかったため、機内持ち込みを拒否されたのです。
彼女はバイオリンを機内に持ち込むために追加料金を払うと申し出ましたが、許可されなかったとのこと。
また、追加の座席購入も提案しましたが、既に満席状態でした。
職員からは楽器を預け入れ荷物にするか、空港に置いていくよう指示されたといいます。
アブラミさんは結局、録音に間に合うよう同日に別の航空会社の搭乗券を購入。
なんとかアルバムの録音には間に合いました。
この経験について、アブラミさんは「これほど無礼な扱いと公の場での屈辱を味わったのは初めて」と憤慨しています。
この出来事にネットでは、「飛行機のルールは理解しますが、親切心はどこにいったのでしょう?」と対応について疑問視する意見が上がっています。