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脳の健康・働きのために食べたい20の食品

Hanna_photo, DUSAN ZIDAR, Sandra Chia / Shutterstock.com

 脳は私たちの体のなかでも、最も重要かつ繊細な器官の一つだ。ここぞという場面で集中力を発揮したり、優れた判断を日々続けていくためにも、良質な栄養素を補給し、脳の健康レベルを維持していくことが大切だ。脳の健康と機能向上に寄与する可能性のある食品を、米ハーバード医学校や米健康誌のヘルス・ラインなどが特集している。うち日本でも一般的な食品を中心に、20点ほど見ていこう。

◆1.バナナ

Hanna_photo / Shutterstock.com

 バナナは糖の一種であるグルコースを豊富に含んでおり、これが脳を動かすエネルギー源となる。たとえば試験の前にバナナを食べることで、脳が求めるヘルシーな低GI糖を供給できる。

 さらに、バナナは気分を良くする神経伝達物質であるセロトニンに変換されるアミノ酸や、トリプトファンが豊富だ。幸福感の維持にも役立つ食品だ。

◆2.アボカド

New Africa / Shutterstock.com

 アボカドは良質な脂質を豊富に含み、脳の健康を支える食品として知られる。主成分の一価不飽和脂肪酸は血流を改善し、脳へ酸素や栄養を安定して届ける働きがある。

血流の低下は集中力や記憶力の低下と関係しており、アボカドの摂取は認知機能の維持に役立つとされる。さらに抗酸化作用を持つビタミンEが脳細胞を酸化ストレスから守り、加齢に伴う脳機能の衰えを抑える効果も期待される。葉酸やカリウムも含まれ、神経の働きや血圧調整を通じて脳を間接的に支える点も特徴だ。

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Text by 青葉やまと