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最も魅力的な都道府県ランキング1位〜20位 あなたの住むところは?

President KUMA / Shutterstock.com

株式会社ブランド総合研究所が発表した「地域ブランド調査2023 都道府県魅力度ランキング」が、都道府県ごとの個性を浮き彫りにしている。名だたる大都市に加え、魅力ある観光地を擁する都道府県が上位にランクインした。

ランキングは、アンケート調査で算出した「魅力度」に基づく。全国47都道府県に対して5段階で評価してもらい、「とても魅力的」と答えた回答者の割合に100を乗じた点数と、「やや魅力的」と答えた割合に50を乗じた点数を合計し、「魅力度」とした。調査はネットで実施し、3万4117人から有効回答を得た。都道府県調査は今年で15回目を数えるが、1位は15年連続で不動の地位を築いている。

それでは、20位から1位までのランキングを見てみよう。かっこ内は魅力度の点数を表す。

◆20位 青森県(25.2)

yu_photo / Shutterstock.com

青森県は本州最北端の風土が育む、濃密な四季の味わいが魅力だ。世界遺産の白神山地では原生林の散策やブナの森の静けさに浸れ、奥入瀬渓流や十和田湖の澄んだ水辺も心をほどく。春は弘前公園の桜が城下を染め、夏はねぶた祭が街を揺らす。

秋は岩木山の裾野で実るリンゴと山海の幸、冬は八甲田の樹氷や酸ヶ湯の湯けむりが迎える。津軽のストーブ列車や下北のまぐろ、夕暮れの日本海と陸奥湾の景色、素朴で力強い人情も旅の記憶になる。

◆19位 鹿児島県(26.1)

Sean Pavone / Shutterstock.com

鹿児島県は火山と海が近接するダイナミックな景観が最大の魅力だ。桜島の噴煙を望む錦江湾、指宿の砂むし温泉、霧島連山の神話的な森と温泉郷、屋久島の苔むす森と縄文杉、奄美大島の青い海と固有の文化が県内に多彩な表情をつくる。

種子島や与論島など南の島々では黒潮の恵みと星空が旅を彩る。黒豚や地鶏、さつま揚げ、芋焼酎など食も濃厚で、薩摩の歴史と西郷隆盛ゆかりの地を歩けば、南国の陽気さと武骨な気風が交差する独特の空気に触れられる。

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Text by 青葉やまと