自然でできた山で一番低い山はどこ?

Wikimedia Commons/ Dokudami

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日本一低い山は?

2024年の夏は、富士山の吉田口登下山道(山梨県側)で登山規制が実施された事が話題となりました。

日本一高い山の山頂まで登った時の達成感は何物にも代えがたいことでしょう。

富士山は日本一の高さを誇りますが、日本で自然にできた山で一番低い山のはどこでしょうか?

答えは徳島県徳島市にある弁天山です(標高6.1メートル)。

弁天山のほかにも宮城県仙台市にある日和山(標高3メートル)や大阪市の天保山(標高4.53メートル)が標高も低い山として知られていますが、これらは江戸時代に人工的に造成した山。

自然にできた山ではありません。

面白いことに、国土地理院は、「山」の定義はしていません。

ですから、自然にできた山も造成されてできた山も同じ「山」なのです。

そんなこともあってか、弁天山は「自然で古来よりある山としては国内で一番低い」とアピールし、日和山と天保山も「日本一低い山」争いを続けています。

Text by 千草ルシア