世界遺産は、その美しさで私たちを魅了する。しかし、魅力は外見にとどまらない。成り立ちや変遷の歴史など、知れば知るほど奥深い姿を見せてくれる。

文部科学省が後援する世界遺産検定は、「勉強して行きたくなった世界遺産 TOP50」を発表している。2023年11～12月に行われた「第54回検定」の受検者を対象にアンケートを取り、結果を集計したものだ。今回、そのなかからトップ20をご紹介しよう。

◆18位　ヴェネツィアとその潟

Creative Travel Projects / Shutterstock.com

国名：イタリア
ポイント：15.0

ヴェネツィアのラグーンには、「アクア・アルタ」と呼ばれる高潮現象が頻繁に発生し、街全体が水に浸かることがある。街を守る措置として、可動式の防潮堤を海中に仕込む「MoSEプロジェクト」が実施されている。

◆18位　厳島神社

Chuong Vu / Shutterstock.com

国名：日本
ポイント：15.0

厳島神社の大鳥居は、満潮時には海に浮かんで見え、干潮時には歩いて近づくことができる。自然の潮の満ち引きを利用した設計となっており、訪れる時間によって異なる景観を楽しめる。

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