韓国語の校歌が流れる京都国際高校が甲子園決勝進出 海外の反応
第106回を迎える今年の全国高校野球選手権大会。
今年の夏の甲子園では、学校創立史上初となる決勝初出場を果たした京都国際高校が注目されています。
京都国際高校が甲子園決勝進出
京都国際高校が2024年8月21日、準決勝で青森山田高校に3対2で勝利。
春夏の甲子園を通じて、同校で初めての決勝進出を果たしました。
試合後に選手が一列に並び、京都国際高校の校歌が流れると、球児たちは日本語で「東海の海 渡りし 大和の地は 偉大な祖先 古の夢の場所」を意味する韓国語の歌詞を斉唱。
京都国際高校は、中高一貫で160人の生徒が通う学校です。
1947年に朝鮮学校として創立しますが、2004年に今の京都国際高校という異文化教育や国際交流に注力する教育体制を整えました。
また同校に硬式野球部が創部されたのは1999年で、現在は高校生138人のうち61人が野球部に所属しています。
韓国メディア「中央日報」は、「韓国系高校が日本の甲子園で夢の決勝進出」としたタイトルのニュースを掲載。
ペク・スンファン校長が、「野球を通じて学校の発展と同胞社会が一つになるきっかけを作ることができてうれしい」と述べ、「日韓間の未来志向的な架け橋の役割を果たしていきたい」と心境を語ったと伝えています。
フォロワーからは、「誇りに思う。韓国人万歳」といったコメントが寄せられていました。
高校球児たちには素晴らしい夏の思い出を作ってほしいですね。