“ソフトを差し込むの!?”ゲームボーイ初体験の現代っ子たちの反応、海外で話題

 一世を風靡した任天堂のゲームボーイが発売されてから、今年で25年になる。特にアメリカで発売されたのが7月ということもあり(日本時間では8月)、ゲームボーイに関する記事が関連メディアで取り上げられている。

【ゲームボーイ25周年のニュース】
 カンザス州のテレビ局『KSHB-TV』は、ゲームボーイは90年代には最もよく売れた携帯型ゲーム機であり、1億台以上売上げたことを挙げ、その理由はバッテリーの持ちの良さとゲームの種類の豊富さにあったことなどを説明している。

 また、「初めてゲームボーイに触れる現代の子供たち」の様子や、モノクロのゲーム画面を映しつつ、2001年の『ゲームボーイ・アドバンス』の発売までには画面のカラー化も果たしたと伝えている。

【今時の子供とゲームボーイ】
 『KSHB-TV』が放映した子供たちの様子は、動画共有サイト『YouTube』で視聴できる『子供の反応(Kids React)』というシリーズが、ゲームボーイをテーマに取り上げた回のものだ。その内容は『Business Insider』が以下のように記事にしている。

・ほとんどの子供たちがその大きさに困惑したが、ゲーム機だとの認識は早かった。

・カートリッジを差し込むこと、電源を入れることは、どちらも分かりにくいようだった。最近の子供はスマートホンでゲームをダウンロードするのに慣れている。

・子供たちは「ライトボーイ」(画面拡大用アクセサリー)の仕組を理解するのに苦闘した。(ライトボーイそのものが)「TVみたい」という声もあった。

 一番面白い発言は「昔の人たちのことを思うとちょっと悲しくなる」だと、この記事は述べている。

 動画では他にも、

・(テトリスをプレイして)「これは絶対ママの方が上手だな」「このゲームはハマる」

・(電池交換が必要と聞いて)「いろいろ買わなきゃいけないね、お金持ちじゃなきゃ」「一ヶ月も旅行に出るとしたら、カバン5個分の乾電池がいるよ」

・「これ抜きには今あるようなゲームはなかったんだから感謝しなきゃ」

・「女の子だってこれで遊べるのに、何で『ゲームボーイ/ガール』って呼ばないの?」

などの発言があった。

【ゲーム機本体をつくる人々】
 「ゲームガール」を自らつくった人もいる。『Slash Gear』が報じるところでは、『Adafruit』という電気工学教育を目的とした企業のサイトに、学校教育用のシングルボードコンピュータを使ったゲームボーイの作成方法が詳細に掲載されている。『Adafruit』創設者の電気工学技術者は女性なので、「『ゲームガール』と呼ぶ理由は明らか」だと『Slash Gear』は書いている。作成手順については、一番厄介なのは「3Dプリンターを持っていない場合にはゲーム機の筐体」だそうだ。

 また、『The Daily Dot』によると「実際にプレイできるテトリスTシャツ」をつくった人もいるそうだ。128個のLED電球を使い、単三乾電池4本で動作する着用型コンソールで、遊び方と7種類のブロックの絵が背中に印刷されている。これを着用して自分の胸でプレイする動画も掲載されている。

↓リアルなクールジャパンを知る!電子書籍「世界が惚れたクール・ジャパン34選」発売↓

Text by NewSphere 編集部