「こういう車こそ必要」ホンダ新型「フリード」に対する海外の反応「ミニバン界のスイスナイフ」
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ホンダは6月、2列・3列シートのミニバン「フリード」新型を国内で発売する。比較的コンパクトながら、ゆとりのあるキャビン空間と実用性を追求し、ファミリー層に最適なモデルとした。海外でも反響を呼んでいる。ピックアップトラックやSUVなど大型のクルマが好まれるアメリカなどでも、新型フリードをぜひ現地で販売してほしいとの声が出ているようだ。
◆デザインスッキリ、親しみやすい印象に
フリードは、シンプルなデザインを追求した「エアー」と、遊び心をスタイリングに反映した「クロスター」の2タイプを設けた。3列シートの6人乗り、または2列シートの5人乗りの構成から選べる。アメリカでもホンダ オデッセイが販売されているが、フリードはその下位モデルに位置する。
新型フリードの全長は4310 mm、全幅は1695 (エアー)/1720(クロスター)mm、全高は1755 mm、ホイールベースは2740 mmとなる。前モデルより全長で45 mm長くなっているが、ホイールベースは変わらない。
米カー・スクープ誌は、スタイリングが新型において、よりクリーンになったと評価している。横顔の水平ライン、大型化されたグリーンハウス、フロントエンドとリアエンドのすっきりとしたスタイリングにより、「以前よりもすっきりとした、親しみやすい印象になった」と同誌は述べる。同時に、クロスターは以前よりも角張ったデザインを取り入れたことで、より頑丈な印象を帯びる。
デザインは直線をベースに、LEDライトやブロック状のパーツがアクセントとなっている。米カー・バズ誌(5月13日)は、全体に見た目上のデザインよりも機能を優先した利便性重視の設計だと評価する。とはいえ、決してスタイルがおろそかになっているわけではない。同誌は「にもかかわらず、フリードは宇宙船のようなヒュンダイ スターリアにも匹敵するほどモダンに見える」とコメントしている。