運転手「友達の結婚式に来ないか」 違和感に気づき断った日本人
海外旅行で気をつけろと再三言われているのが詐欺ですよね。
ただでさえテンションが上がっているのに、現地の人から熱烈な歓迎を受けたら判断力が弱ってしまうのも無理はありません。
今回皆さんにご紹介する結婚式詐欺は、まさに歓迎を偽った悪質なものと言えるでしょう。
旅先で「結婚式に来ないか」詐欺に遭いかける
結婚式詐欺に直面したと、Xに漫画で投稿したのはヨハヌン@ひとり旅の絵日記(yohayohajam)さん。
インドのジャイプール駅に降り立った際、とある運転手が「自分のトゥクトゥクに乗らないか」と熱心に勧誘してきました。
ぼったくりを疑ったヨハヌンさんですが、100円という破格で乗せてくれると聞きついて行くことにします。
ところがこのドライバー、トゥクトゥクに乗せてくれたはいいものの世間話ばかりで中々発車しません。
極めつけには「明日一日中ジャイプールを超格安で案内するから、その後友達の結婚式に来ないか」と誘ってきました。
ヨハヌンさんが断るも、ドライバーは食事を奢るといったり、過去の日本人客が残した口コミノートを見せたりとサービス精神旺盛な様子。
しかし、ヨハヌンさんはそれが結婚式詐欺だと気付いていました。
結婚式詐欺とは、インドの現地人が観光客を狙った詐欺でよく使われる手法です。
結婚式に観光客を飛び入り参加させ、飲酒やマリファナで共にどんちゃん騒ぎした後突然ニセ警官が現れます。
マリファナはもちろん、公然での飲酒もインドでは州によって良くないこととされているのです。
ニセ警察はパスポートやスマホを取り上げ、観光客を軟禁、金銭を要求してきます。
ドライバーに強引に翌日の約束を取り付けられたヨハヌンさんですが、直後に彼が詐欺の前科持ちだと発覚します。
結婚式詐欺の疑惑は確信へと変わり、翌日待ち伏せたドライバーになんとか嘘をついて穏便に切り抜けたそうです。
日本では意外と知られていない結婚式詐欺。
一般的なスリや強盗とは違い規模が大きく手もこんでいるので、予備知識が無いとすぐに詐欺だと気付くのは難しそうです。
インド旅行を計画してる方は必ずチェックしてから出発しましょう。