ガンを明かしたキャサリン妃 公表時期を調整したのは3人の子供のため
2024年3月22日、ガンを患っていることを公表したイギリス王室のキャサリン妃。
42歳と若いうえ、まだ幼い3人の子供を育てる母親であることから、世間に大変なショックを与えました。
ガンを公表したキャサリン妃
2024年1月に腹部の手術を受けたこと以外に情報はなく、さらに3月10日、王室側が彼女の加工画像を投稿したことにより、噂や批判もあがる事態に。
このたび、イギリス王室がInstagramで病を公表し、状況は一転しました。
世間からは「なぜこのタイミングで?」「もっと早く公表すればよかったのでは」といった声もありますが、これには子を思う母親ならではの深い理由があったようです。
Peopleによると公表した3月22日は、ジョージ王子(10)、シャーロット王女(8)、ルイ王子(5)にとって、イースター休暇の初日でした。
休暇は4月中旬まで続くため、学校で周囲の友人から何か言われることを避けられるほか、数週間続く休暇中に、家族で過ごす時間をたっぷり取るためだったそうです。
その間に子供たちの不安を取り除き、病状についてきちんと理解してもらおうとキャサリン妃は思ったのでしょう。
王室側もそんな彼女の心情を尊重し、このタイミングでの公表になったといいます。
実際に、彼女もInstagramで明かした声明で「子供たちを守るべく、ウィリアムとできる限り非公開で処理できるよう努めてきました」と明かしています。
子供たちへ病を伝え、「ママは大丈夫」と安心させるにはかなりの時間がかかったそうですが「子供たちにも言った通り、心や体、精神の癒しに集中することにより、心身ともに日に日に強くなっていくのを感じています」と述べました。
どこからか漏れ出した情報は、ものの数分間であっという間に世界中に広まってしまうこの世の中。
病を母親本人の口から聞く前に、友人やネットから知ってしまったら、子供たちのショックは計り知れないものでしょう。
そこには「子供たちを守りたい」「不安にさせたくない」という、キャサリン妃とウィリアム王子の深い思いやりがあったのです。