親からの結婚の質問攻めにウンザリした女性  友人の一言にハッとする

文化が違えば、年齢に対する価値観も変わることがあるようです。

オランダに住む日本人女性が、海外で気づいたことをSNSで投稿しました。

オランダに住む日本人が年を取ることについて変わった価値観

める(@Meru454129761)さんは、2022年からオランダに移住した日本人女性です。

ある日同じくオランダに暮らす友人の見解に、ハッとしたといいます。

友人は年齢を重ねるごとに、親戚や親から「同年代は子育てをしている」とプレッシャーをかけられるそうです。

日本に一時帰国した時も、「結婚はいつ?子供は産みたいの?」と言われた友人。

「そういうの疲れちゃった」とめるさんに話しました。

ですが友人はオランダで、オランダ人の友達から「ヨーロッパは、若い人より年齢を重ねた人は経験や知識があり、新しいものよりも古い建物は歴史があるとして認識される」と学んだといいます。

さらに友人は、「年齢を重ねるほど知識と経験が個性の一部となり、その人らしい趣が芽生える」とも考えるようになったそうです。

この出来事を機に、めるさんも年齢を重ねることで得る経験をポジティブに捉えるようになったと明かしました。

投稿者のめるさんに話を聞きました

NewSphereは、めるさんに話をうかがいました。

ーーご友人の発言について、他に何か感じられることはありましたか?

日本人女性は「若さ」「新しいもの」に敏感。そこに、もの凄く価値を置いている人が多いと思います。

オランダは幸福度が世界的に高い国でもあり、「自分のペースで人生を焦らず生きていこう」ということを学びました。

日本では、結婚を急ぐ人や「結婚したら子供を産まないと!」という意見が多い印象だったので、社会に飲み込まれず自分で選択して、自分の人生を豊かに生きていくことも私にとっては大切だったんだと、オランダで実感しました。

Text by 本間才子