機内トイレに100分間閉じ込められた乗客 客室乗務員から渡された救いのメモ
閉所恐怖症の人にとっては、悪夢のような出来事が起こってしまいました。
飛行機のトイレを使用していた乗客が、閉じ込められて出られなくなった出来事がSNSに投稿されました。
インドで機内トイレに100分間閉じ込められた乗客
SNSの投稿によると、この飛行機はインドのムンバイからベンガルールに向かっていた、スパイスジェット航空。
離陸してまもなく、男性客がトイレに入りました。
ところがトイレを出ようとしたものの、ドアが故障しており開かなくなっていたのです。
結局男性は約100分間の飛行中、ずっとトイレに閉じ込められたままでした。
客室乗務員がドアのカギをこじ開けようと試みましたが、開けることができなかったようです。
そこで客室乗務員は男性に、落ち着いてもらうために書いたメモをドアのすき間から渡すことにしました。
メモ書きには次のように書かれています。
「お客様、ドアを開けようと最善を尽くしましたが開けられませんでした。慌てないでください、あと数分で着陸します。便器の蓋を閉めて、その上に座ってください。身体を固定してください。メインドアが開き次第、エンジニアが参ります。慌てないでください」
地元紙「THE TIMES OF INDIA」によれば、着陸後すぐに技術者が故障していたドアをこじ開け、男性は保護されたようです。
警察当局は、「乗客は閉所恐怖症のため完全にトラウマを負っていた」と話していたと伝えられています。
飛行機の離陸や着陸の瞬間だけでも緊張する人もいる中で、トイレに閉じ込められると飛行機が乗れなくなりそうですね。