愛するペットを亡くした飼い主 VR技術で作った「唯一無二の世界」
ペットを飼っている人が乗り越えなければならないこと。それはペットとの別れです。
ゲームデベロッパーのダニエルさんは、バーチャルリアリティーの技術を利用し、亡き飼い犬との美しい思い出を作りました。
今は亡きペットとVRで旅行へ
彼は、ラブラドールのサムと最後の旅行を計画していましたが、実現させるまえに、サムは虹の橋を渡ってしまったそうです。
The Dodoによると、13歳だったサムは、高齢だったため脳に問題があったとのこと。
サムはある日眠ったまま、目覚めることはありませんでした。
「今でもサムが恋しい」と失った悲しみを語るダニエルさん。
彼は自身のスキルを利用して、サムとの旅行をバーチャルリアリティーの世界で実現させようと思いつきます。
ゲーム製作用のソフトウェア「Unreal Engine」を使用し、サムと行くはずだったビーチを再現。
そして以前に3Dスキャンしていたサムの画像を、バーチャル世界に取り込んだそうです。
ビーチには気持ちよさそうに寝ているサムの姿が。
ダニエルさんは「VR専用のゴーグルを着ければ、まるでサムがすぐそこにいるかのように感じられる」といいます。
これには多く人が「素敵なアイデア」と反応。
またダニエルさんは「バーチャルリアリティーはゲームだけの世界ではなく、それ以上の可能性を秘めている」と話しました。
今後、バーチャルリアリティーの世界が、亡き家族やペットと再会できる場所として利用される機会が増えるかもしませんね。
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