地面に落ちていた棒を拾った男性 その後の行動にギョッとする日本人
ドイツに住んでいる漫画家で、現地での生活を描き、Instagramに漫画を投稿している夏目ひらら(hirara2_manga)さん。義理の弟さんが焼くという「棒パン」について投稿しました。
ドイツのBBQに出てくる「棒パン」とは?
庭でたまにBBQをするとき、義理の弟さんがパン生地を木の棒に巻き付けてパンを焼いてくれるのだそうです。
手も洗わず、拾った棒にパン生地を巻き付けるので、ひららさんはちょっと不安でした。
ある日、教師だった義理のお母さんの写真の中に、生徒たちが棒パンを焼いている様子を見つけてびっくり。
棒パンは義理の弟さんの趣味かと思っていたひららさんに、夫は「棒パンは、キャンプファイヤーの定番」だと説明したそうです。
NewSphereは、ひららさんに詳しく取材してみました。
材料は基本的に塩、小麦粉、ドライイースト、水。
何もつけずにそのまま食べるという、シンプルな味つけなのだそうです。
BBQの肉の味を引き立てるため、シンプルなパンが良いのかもしれませんね。
投稿で説明したパンは「あまり膨らんでおらずムチョっとしていますが、ネットで検索するとフカフカのものもヒットするので、あくまで義理の弟さん流の棒パンなのかもしれない」といいます。
またひららさんは、「BBQの火で焼くので、火加減が難しいのかもしれない」と考えているとのこと。
ひららさんによれば、コロナ禍前にドイツ人はあまり手を洗う習慣はなかったそうです。
手を洗わずそこら辺にあった棒にパン生地を巻き付けるというのは、日本人が見たらちょっと引いてしまいそうですが、特にお腹を壊すこともなく、皆さん元気だそうです。
ひららさんは、万が一翌日にお腹の具合が悪くなったとしても、「BBQなので、肉の方が疑われるかも」と考えていると明かしてくれました。
夫によれば、なんと、イースター(復活祭)の前日に行われる恒例行事「イースターファイヤー」の焚火の時にもパン生地を持参してパンを焼く人もいるといいます。
アウトドア活動やキャンプで親しまれている棒パンは、ドイツ人にとって、楽しい思い出と結びついていることは間違いなさそうです。