マラソン大会で自己ベストを更新できそうだったランナー 残り8km時点で子猫を救出
マラソンに参加する理由は人それぞれです。健康や達成感を得るために走る人もいるでしょう。
最近ではチャリティの一環として参加する人も少なくありません。
マラソン中にランナーが子猫を助ける出来事があり、賞賛の声があがっています。
自己ベストを更新しそうだったマラソンランナーが子猫を救出
アメリカ・ボストン在住のサラ・ボーハンさんは、動物保護施設の募金活動を支援するチームの一員としてシカゴマラソンに参加していました。
シカゴマラソンは毎年45万人以上のランナーが走り、世界6大マラソンの1つとして知られる有名な大会です。
自身のベストタイムで走っていた彼女は、約34km、ゴールまであと8kmのところで子猫を発見。
やせ細った子猫は、橋の下でうずくまり、怯えていたそうです。
サラさんは子猫をかかえ、次の地点まで走ると、沿道にいた観客に助けを求めました。
すると観客から「子猫の面倒をみてもいい」と申し出た人がいたとのこと。
預けられた保護施設Paws ChicagoのInstagramの投稿によると、猫は必要な治療を受け、無事に引き取ってくれる家族が見つかったといいます。
猫はキャスパーと名づけられ、元気に過ごしているそうです。
この投稿には、サラさんや観客のとっさの行動を賞賛する声が寄せられていました。
また保護施設も「サラさんと親切な観客に大きな感謝を述べたい」とコメントしています。
動物保護を支援するためにマラソンに参加したサラさんは、まさに使命を果たしたといえるでしょう。