「車に爆弾がついている」 通報寄せられ、持ち主も避難する中、勘違いと判明

画像はイメージ(Flicker/ Karl Baron

2023年10月24日、アメリカのテネシー州で、車に爆弾がついているとして警察が出動する騒ぎがありました。

【画像】爆弾と勘違いされた車のバンパー

車ドアに「爆弾がついている」と通報 バンパーと判明

マーフリーズボロ警察のX(旧Twitter)の投稿によると、爆弾のようなものがついている車が駐車場に止まっていると複数の通報があったとのこと。

車の2か所のドアには、布とガムテープに巻かれていた棒状ものが張り付いていました。

さらに2つの物体はワイヤーで繋がっており、内側のドアノブにまで続いていたそうです。

警察と消防隊は車が止まっている駐車場付近の道と学校を封鎖し、企業や商業施設からも人を避難させました。

テネシー・ハイウェイパトロールの特殊部隊が出動し、不審物を調べたところ、車についていたのは爆弾ではないことが判明。

車の持ち主が車体のへこみを防ぐために取り付けた、ゴム製のバンパーでした。

なんと紛らわしい対処法でしょうか。

持ち主は、爆弾発見の通報を促したのが自分の車だとは知らず、封鎖された通りの向こうで他の避難していた人と一緒に立っていたそうです。

数時間後、車は異常なしと言い渡され、封鎖も解除されました。

この騒動には、警察をはじめ、消防署、緊急管理局、救急医療サービス、ハイウェイパトロール、ドローンチームが現場に駆けつけたとのこと。

警察は「危害を加える意図はなかったため、車の持ち主は起訴されない」と話しています。

Text by 島田 そら