伝えた場所と違うホテルで降ろしたタクシー 「同じ系列だから大丈夫だと思った」

画像はイメージ(Flicker/ mkisono

初めての海外生活は、多くの人にとって人生の中で特別な体験となるものです。

【画像】コロナ禍で行った、サウジアラビアでのトラブル

ましてやサウジアラビアがその舞台となると、ますます魅力的なものとなるかもしれません。

しかしこの旅路には思わぬ驚きが待ち受けていました。

SNSで海外生活についてのエッセイを描いているReina(reina_life_6)さんは、日本とサウジアラビアの文化の違いについて紹介しています。

初めてのサウジアラビア、予約したホテルと違う場所に連れて行かれる

Reinaさん夫妻は初めての海外生活を迎えるためにサウジアラビアへ向かいました。

新たな国や文化、そしてこれまでにない挑戦を期待していた夫妻。

その期待は、入国初日から予想外の形で起こりました。

当時サウジアラビアでは、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、入国後1週間は隔離期間として、ホテルで過ごす必要がありました。

そのため夫妻は、手配されたホテルへ。

事前に連絡を入れていたタクシーで、ホテルに向かいます。

ところが到着したホテルは、想像していたホテルとはまるで異なっている様子。

ホテルの雰囲気はどんよりしており、ベッドメイクもされておらず乱れたままでした。

水回り周辺は水垢だらけ、ドアの鍵も壊れていたのです。

その当時についてReinaさんは、「騙された!もしかしたら身売りされるのでは?」と不安になったことをブログにつづっています。

初めての海外、しかも日本から遠く離れたサウジアラビアでこのようなことがあればそう思うのも無理はありません。

夫がフロントに確認すると、案の定手配されていたホテルとはまったく別の場所にいることが判明しました。

驚きと戸惑いが広がる中、夫妻は最終的に、目的のホテルに到着することができたそうです。

その後Reinaさんは、誤ったホテルへ連れて行かれた理由を夫に尋ねます。

すると彼の回答に驚かされました。

タクシーの運転手が、「ホテルの系列が同じだからいいだろう」と思い、夫妻を誤った場所で降ろしたというのです。

Reinaさんは「国が違えばここまで文化が異なるのか」と、サウジアラビアの文化に対する理解を深めることとなりました。

Text by 藤原悠希