便は2時間半遅れで離陸 機内に大量の蚊が発生、客室乗員がスプレーで対応
メキシコで、飛行機内が大量の蚊に占拠され、客室乗務員がスプレーで駆除する事態が発生しました。
機内に現れた大量の蚊
SNSに投稿された動画に映っているのは、ほぼ満席のボラリス航空の機内の様子。
客室乗務員が天井や室内に向けてスプレーを散布しています。
乗客も手のひらや紙などを使って風を起こし、スプレーの拡散を手助けしているようです。
この航空機は、グアダラハラ空港からメキシコシティに向かう便。
しかし機内に大量の蚊が侵入したため、駆除が行われるまで離陸できなくなりました。
本来の出発時刻は16時30分でしたが、実際に離陸したのは19時に。
スプレーの煙で、険しい表情を浮かべる人の姿も見受けられます。
NewYorkPostなどによれば、グアダラハラ空港では2019年にも同様の蚊騒動があり、飛行機が遅延したことがあるといいます。
この地域では洪水が頻繁に発生し、また植生が豊かな地域であるため、近隣の環境汚染などの影響も受けやすく、蚊が発生しやすいそうです。
さらに、一部の地域ではデング熱やジカ熱などの恐ろしい病気を媒介する蚊も存在しているため、蚊を軽視するのは危険かもしれません。