20台ほどの無人運転車両が大渋滞を引き起こす 多くのドライバーが苛立つ
アメリカ・テキサス州オースティンで、無人運転車両が大渋滞を起こしました。
無人運転車両が大渋滞を引き起こす
渋滞が起きたのは、人通りや車の通行量が多い週末。
街の一角を、約20台ほどの自動運転車両「Cruise(クルーズ)」が列をなして身動きできずにいたのです。
この様子を目の当たりにしたニコさんは、動画をX(旧Twitter)に投稿。
「クルーズの従業員たちが、車を遠隔操作しようとするのを見ることができ、とても面白かった」とコメントしています。
オースティンでは最近、自動運転車両が横断歩道や交差点で立往生するケースが増加しているとのこと。
そのため、多くのドライバーがイライラしているのです。
SNSに投稿された渋滞の様子を受けて、地元議員は「現実的に有用とは言い切れない段階」「一番心配なのは自動運転車両による事故である」とメディアに対し発言。
自動運転車両に関するルールは州ごとに規定があり、議員らが地域ごとに新たな規制を課すことができないといいます。
ニコさんは、「自転車で交差点に差し掛かったら、運転手とアイコンタクトができる」一方で「運転手がいない自動運転車両はどのように動くのか予想がつかない」と問題点をメディアで指摘しました。
自動運転車両を運営する会社は、「安全性を一番に優先している」「この渋滞は、非常にチャレンジを要する複雑な状況だった」とメディアに説明。
「状況を把握して改善にあたりました。ご迷惑をおかけしました」と謝罪しています。