街中で生中継していた女性記者 通りかかった男性にお尻を触られる痴漢被害に遭う

画像はイメージ(Flicker/ Robert Thivierge

スペインでニュース番組の生放送中に女性記者が痴漢されて、大騒動となっています。

【動画】リポート中に痴漢をされた女性記者

リポート中、通行人に痴漢をされた女性記者

スペインのニュース番組「En boca de todos」で、イサ・バラド記者が生中継でリポートしていたところ、通りかかった男性からお尻を触られました。

スタジオにいた司会者のナチョ・アバドさんから聞かれた「彼は今あなたのお尻を触ったのか?」の質問に対し、「そうだ」と認めたバラド記者。

バラド記者は男性に「私たちがどこのチャンネルか聞きたいのだろうけど、私のお尻を触る必要はありますか?」と質問しました。

男性は、記者に触ったことを否定して歩き去っています。

警察はその後、生中継のテレビ番組中に記者に暴行を加えた容疑で、男性を逮捕したとSNSで発表しました。

今回の出来事に、スペイン国内では「#SeAcabó (意味:もう終わり)」というハッシュタグとともにSNSで怒りが噴出。

「#SeAcabó」は、2023年8月のサッカーワールドカップでスペインサッカー連盟の会長が、優勝したスペイン女子チームの選手に同意のないキスをしたことがきっかけで、女性の安全と権利を侵害する人々の一掃を求めて拡散されています。

その後加害者の会長は辞任しました。

生放送中の痴漢事件に、SNSでは「司会者もよく助けてくれた!」「やってよくないことを見つめるのは大切なことだ」といった反応が続出。

世界的に痴漢は許されるものではありません。

Text by 川崎 謙三郎