「ご祝儀文化」「ご祝儀貧乏」は日本だけ? 海外の結婚式で一般的なこと
結婚式のご祝儀はおおむね3万円、もしくは5万円・10万円と相場が決まっています。
自分にとって大切な人のおめでたいイベントです。
ぜひ喜んで参加したいところですが、時におめでたいニュースが立て続けに入ってくることもしばしば。
そうなると、たちまち巷で聞かれる「ご祝儀貧乏」という状態になってしまうこともありますよね。
ご祝儀文化は日本だけ?海外で目にする結婚式の贈り物
海外コミックエッセイを描きInstagramなどに投稿しているAmy(えいみー、amylifey)さんも、かつて「ご祝儀貧乏」に陥った1人。
Amyさんは自身の経験談も踏まえ、海外のご祝儀事情について解説した漫画を投稿しました。
Amyさんが言うには、「結婚式のご祝儀3万円は日本だけ」とのこと。
海外では、ご祝儀としてお金を送るよりも新郎新婦が事前に「欲しいものリスト」を作成し、そのリストに上がっているものをプレゼントするのが一般的だそうです。
昨今、結婚式を挙げるカップルが事前にネットで「欲しいものリスト」を公開するのが人気。
式の参列者は、そのリストから選択できるようになっています。
新郎新婦が欲しいものをプレゼントすることができるので、送る側も何をプレゼントにするか悩む必要もありません。
非常に合理的なシステムといえるかもしれませんね。
この「欲しいものリスト」はアメリカでは「Wedding Registry」、イギリスでは「Wedding List」と呼ばれるそうです。
金額も1人当たり5,000円~1万円程度が相場とのこと。
これなら友人たちなどの結婚式ラッシュに見舞われても、「ご祝儀貧乏」に陥る可能性は低いのではないでしょうか。
そもそも、欧米と日本では結婚式の様式自体が異なっています。
日本の結婚式は通常、披露宴やさまざまなイベントが盛りだくさんで、ゲストは多くのプログラムに参加。
一方欧米の結婚式では、料理が提供され、新郎新婦のスピーチが終わった後は、ゲストたちに自由な時間が与えられることが一般的なようです。
また日本の結婚式では、フォーマルな服装が求められ、男性はスーツ、女性はドレスが一般的。
ですが、欧米では自分たちで好きにドレスコードを決めるそう。
以上の点からも、結婚式はどちらかというと日本では文字通り「式」であるのに対して、欧米は「パーティー」といった要素が強いと言えますね。
そういった文化の違いが、ご祝儀の金額・様式の違いにも反映されているようです。
Amyさんも自身の漫画で言及されているように、大切な人の幸せを、自分なりの方法で祝えるような文化が広まってもいいかもしれません。
AmyさんのInstagram:amylifey
ブログ:Amy Lifey