Tシャツとジーンズ姿の従業員が冷凍庫に2時間半閉じ込められる 雇用主に1.5億円の罰金
女性従業員がマイナス18度の冷凍庫に2時間半閉じ込められたとして、イギリスのファストフードチェーン「プレタ・マンジェ」に80万ポンド(約1.5億円)の罰金が科せられました。
冷凍庫に2時間半閉じ込められた女性
「BBC」によると、この女性は2021年、ジーンズとTシャツだけで冷凍庫に2時間半閉じ込められたとのこと。
動き回って体温を保とうとしましたが、低体温症の疑いで治療を受けました。
彼女は呼吸が制限され、太ももと足の感覚を失い始めていたとのこと。
この度、ウェストミンスター治安判事裁判所で健康と安全に関する違反で「プレタ・マンジェ」に対する有罪を認めました。
その前にも、この冷凍庫では故障などがあったのを放置していた果ての事件だったそう。
同チェーンの広報担当者は「当社は徹底的な調査を実施し、メーカーと協力してこのようなことが再び起こらないようにする解決策を開発した」と再発防止策を徹底。
「事件後、私たちは既存のすべてのシステムを再検討し、必要に応じてこれらのプロセスを強化し、ウェストミンスター市議会の調査に全面的に協力してきました」と説明しています。
また「デイリーメール」によると、2023年5月には、アメリカのファストフードチェーン「アービーズ」のレストランマネージャーが、ルイジアナ州の店の冷凍庫に閉じ込められた末に亡くなっています。
今回の事件に、SNSにはさまざまな意見が書き込まれました。
「どうしてそんなことが起こるのでしょうか?」
「身震いするくらい、怖い出来事」
「ウォークイン冷凍庫内に、警報を鳴らすための方法を設けてみてはいかがでしょうか?」
他社も含めて、同様の事件の再発防止策を考慮してもらいたいものです。